反逆のルルーシュ 「囚われ の ナナリー」

 哀れだな、マオは。ギアスの設定やCCの人間性(?)や性格・キャラ説明、ルルーシュとの関係やルルへの思いの深まり、だけでなく、スザクの過去をルルが知るための道具という、物語を転がすためのホント便利キャラとして作られ、死んでいったかのようなマオ。

 コーネリアにとってのユーフェミアと、ルルにとってのナナリー。ルルはユフィがコーネリアの弱点と思っているが、それはそっくりそのままルルにも言えること。もちろんルルにもわかっていることだけど。

 今回、コーネリアがユフィに、クロヴィスだけでなく、ルルやナナリーに対しても哀惜ともいうべき台詞を言っていたが、少し意外だった。本心だとしたら、この兄弟間の心のすれ違いは悲しいなあ。
 死んだクロヴィスの名前が時々出てくるのは、なんだかキャラを大切にしているようで、いい。 ルルーシュでは1カット1カットが何らかの意味を持っていたりするので、見逃しにできないし、気を入れて見なけりゃいけないのが、嬉しいね。