働きマン 「報われマン」

 ヒロの同期で営業の千葉君の話。 

 昔のことがトラウマとなって、あまり思い入れないよう、熱くなりすぎないよう、平静を保ちつつ営業をしていた千葉君が、JIDAI連載の話題作、夏目先生の「54」単行本発行にあたり、その人気を肌で感じて、初回発行部数を上司を説き伏せて、倍にする。
 出版のお祝いパーティの席で、作家の夏目先生からお礼を言われ、感涙にむせる、という話。

 本の営業って、多分あまり報われないんだろうなあ。車や保険の営業と違って、その本自身の面白さがなければ、どうしようもないし。売れても、営業の手柄とは思ってはもらえそうにないし。

 今回は、ヒロが夏目先生に千葉君の努力をキチンを伝えていたからこそ、夏目先生が千葉君に感謝したんだよね。こういうことって大事だなあ。