メジャー

 先週は自己中吾郎のいやなところが目に付いて、田代君の言うほうが理屈が通ってるよなあ、と思ってみてたのだが、今週は、吾郎があっさり自分の非を認め、「とにかく、グローブとバットを持って、青空の下に引っ張りだしたら、野球が好きになってくれるかもと思って・・・」などと、しおらしいことを言うものだから、田代君も心動かされます。って、キャッチャーだったのかよ、都合よく。それも、プロを目指して海堂高校の試験を受けるつもりだったと言うほどだから、かなりの実力なんだろう。父親の会社を継ぐため、野球は諦めて、わざわざ野球部の無い聖秀に入ったらしい。
 試合は結局吾郎のサヨナラホームランで勝つ。
 
 藤井、田代以外も、練習免除の幽霊部員と言う条件で、野球部入部を承諾した模様。

 野球部の練習グラウンドは無いので、顧問の山田は、校舎の屋上に裏山の土を運んで入れて、練習場を作ろうと言う。最初は吾郎一人でやろうとしたが、藤井や美保が手伝い、田代やほかの幽霊部員たちもだんだんと手を貸していく。

 結構重労働だし、いい基礎体力作りにはなりそうだ。しかも、自分たちで整備したグラウンドとなれば、愛着も湧くしね。